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気になる情報(矯正治療「7つの不安」、抜歯vs非抜歯治療、舌側vsマウスピース矯正など)は「こちら」からお探しいただけます。

「舌側矯正」と「マウスピース矯正」の違い(第2回)

2015.11.25

第2回 「費用と治療期間の違い」

例えば、「舌側矯正」と「マウスピース矯正」どちらでも治療が可能な方がいたとします。

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【治療費用】

圧倒的に「マウスピース矯正」の方が安いです。その理由は、主に以下の3つです。

1.マウスピースを作るプラスチックは特殊素材ですが、「舌側矯正」のブラケットを作る金属に比べれば安いから。
2.「マウスピース矯正」は「舌側矯正」と比べて、通院間隔を長くすることができるから。
3.「マウスピース矯正」は「舌側矯正」と比べて、チェアタイム(通院時に治療する時間)が短くてすむから。

 

2.と3.に関して、ブラケット矯正の場合、治療の進行具合に合わせて、歯を動かすためのワイヤーやゴムを交換しないと歯が適切に動きません。特に、ゴムは1か月もすると伸びてヘタってしまうため、約1か月に1度の定期的な治療が必要になります。

しかし、マウスピース矯正の場合、ワイヤーもゴムも使用しないので、それらの交換のための来院やチェアタイムを省くことができます。

ですから、患者さんが、1日22時間以上のマウスピースの装着などの自己管理を適切にできるのであれば、マウスピース矯正は、皆さんにとって矯正治療を経済的により身近にする画期的な治療方法と言えます。

 

【治療期間】

ブラケット矯正で用いるワイヤーは、歯を1か月で最大1mmほど動かしてくれます。

一方、マウスピース矯正では、1枚のマウスピースが歯を動かせる量は、約0.25mmです。マウスピースは、10日~2週間に一度交換しますから、1か月に歯を動かせる量は、0.5~0.75mmとなります。しかし、これは、患者さんが1日22時間以上使用した時の値ですから、不十分な装着時間ではこれらの値は期待できません。

ですから、ブラケット矯正の方が1か月の歯の移動量が多いため、マウスピース矯正に比べて治療期間が短いのかも知れません。しかし、歯の動きは単純ではないので、一概に舌側矯正の方が治療期間が短いとは言えない場合もあります。

また、「マウスピース矯正の方が早く治療が終わる」という情報がインターネット上にありますが、全ての症例に当てはまる訳ではないので注意が必要です。

 

では、全ての症例を「マウスピース矯正」で直すことができるのでしょうか?

今のところ、全ての症例で最も有効な治療法ではないと感じます。詳しくは、第3回でお伝えします。

(第3回 「適応症について」はこちら)