2015.11.26
当クリニックの矯正相談にお越しになる方々から、
「舌側矯正とマウスピース矯正、どちらがお奨めですか?」
と質問をお受けしました。
(左)舌側矯正、 (右)マウスピース矯正(インビザライン)
どちらが見えないかと言えば「舌側矯正」の方が見えません。しかし、実際のお口の中では「マウスピース矯正」もほとんど目立ちません。
治療開始直後のお口の中の違和感は「マウスピース矯正」の方が少なく、話やすいと思います。
しかし、舌側矯正の患者さんも徐々に違和感になれ、問題なく話せるようになります。
では、両者の一番大きな違いは何でしょうか?
舌側矯正は、患者さんが何もしなくてもワイヤーが歯を毎日24時間動かしてくれますが、マウスピース矯正は、患者さんが自分でマウスピースを毎日22時間以上つけないと歯が計画通りに動かないということです。
ですから、どちらの方法でも治療が可能な場合、面倒くさがり屋の方には「舌側矯正」をお奨めしますが、治療中一番大切な「歯みがき」は、舌側矯正が最も難しいというジレンマもあります・・・
(第2回 「費用と治療期間の違い」につづく)