
小学生をお持ちの親御様へ
「お子様のためにできることはやってあげたい」という親御様の気持ちを、しっかりとお子様の治療結果につなげることが、私たちの役割です。
よくある疑問にお答えします!
Q1. 子どもが通っている小学校のクラスメイトが、次々と矯正治療を始めているようで心配になってきました。矯正は早く始めた方がいいのでしょうか?
A1-1.お子様が受け口(反対咬合)の場合、顔の形や精神的な成長に悪影響が出る場合があります
(治療前) 反対咬合であることを本人自身が悩んでいました。

(治療後) お顔全体のシルエットが変わっただけではなく、咬み合わせや表情も改善されました。

治療のポイントは、こちらをご覧ください。
A1-2. 出っ歯の場合、飛び出している前歯をぶつけて折れたり抜けたりするリスクが高まります。このような事故を未然に防ぐ事も矯正治療の役目です。
(写真)前歯が出ていると、ぶつけて歯が折れてしまうことも・・・。ケガを未然に防ぐことが大切です。

A1-3.先天性欠損と呼ばれる、大人の歯(永久歯)の本数が、生まれつき歯少ないことが原因で歯並びなどが悪くなることもあります。
(写真)生まれつき永久歯が3本ありません。

先天性欠損は、日本人の10人に1人が持っていると報告されております。このような状態をどのように対応すべきか、科学的根拠に基づいた戦略が大切です。
A1-4. 歯が生えてくる方向が異常で、隣の歯に引っかかってしまうこともあります。
(写真 左) 大人の奥歯(水色矢印)が、前に倒れて生えてきてしまいました。
手前の歯(乳歯)がダメージを受け、乳歯が早くに抜けてしまう可能性があります。乳歯が早くに抜けてしまうと、後に続く大人の歯(永久歯)のためのスペースを保てなくなり、永久歯がデコボコに生えてきます・・・

(写真 右) 矯正治療で正しい場所に永久歯を導いてあげると、乳歯を守ることができるので、後に続く永久歯が生えてくるスペースを保つことができます。
A1-5.前歯がでこぼこになっている場合、治療をすぐに行った方がいい場合と、中高校生になるまで待った方がいい場合があります。
小学生に行う矯正治療の主な目的は、「既に起きている問題の解消」と「今後起きうる問題を未然に防ぐこと」です。まずは状況を正確に把握することが重要ですので、ご相談ください。
Q2. 小さい時に歯並びを直すと、その後、歯並びが悪くなることはないのでしょうか?
矯正治療を受けた後に適切な説明や処置が行われず、残念ながら歯並びが元に戻ってしまったという事をマスコミなどで最近よく耳にします。あまり早くに治療すると、治療期間が長くかかったにも関わらず、89%の症例で元の歯並びに戻るもしくは治療前よりも悪くなってしまったという研究報告があります。
『お子様のためにできることはやってあげたい』という気持ちは十分に理解できますが、お子様に辛い思いをさせないためにも適切な時期に適切な治療をすることが大事です。そのためにも当院では、科学的根拠に基づく治療戦略を大切にしております。
Q3. 小学校入学前でも、矯正治療は受けられますか?
治療自体はできますが、その効果を十分に高めかつ短期間で終えるためには、お子様ご本人の理解と協力が欠かせないと考えております。そのため、場合によっては、お子様の精神的な成長を待ってから、矯正治療を始めることがあります。
Q4. 歯並びを悪くしないために、普段気を付けた方がいいことはありますか?
いわゆる「癖」が歯並びを悪くしてしまうことがあります。口がいつも開いている、舌が出ている、指しゃぶりをする、下唇を咬む、爪を咬むといった癖は止めることが望ましいです。当院ではこういった生活習慣のアドバイスもさせて頂いております。
Q5. 矯正治療は、どれくらいの期間が必要ですか?
お子様の負担を減らすために6ヶ月〜1年で治療が終えられるように治療戦略を作ります。歯並びの状態種類(出っ歯や受け口)とその程度、お子様とご家族の協力度によっても治療期間が前後します。
Q6. 矯正治療の費用はどれくらいですか?

学生および社会人の方へ
グローバル化する社会の中で、これからは海外の友人とのお喋りだけでなく、面接やプレゼンテーションなど、人前で話す大事な場面が増えていくと考えられます。その中で、「きれいな歯並び」は重要な意味を持ちます。
欧米では、歯並びがきれいであることが、自己管理ができているというアピールにつながり、逆に歯並びが悪いだけで悪い印象を与えてしまうことがあります。実際に、留学や海外出張を経験されてから歯並びを気にされる成人の方が増えております。
多くの方は中学生から高校生で永久歯が生えそろい、本格的な矯正治療を受けるのに適切な時期が始まります。お子様の将来のキャリアなども見据えて、矯正治療を検討されてみてはいかがでしょうか。
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よくある疑問にお答えします!
Q1. 矯正治療は痛いと聞きましたが、実際のところはどうなのでしょうか?
矯正治療では、歯に力を加えて動かしていきますので、若干の痛みを感じることはあります。ただし、当院ではなるべく痛みを抑えるように、必要最小限の優しい力で無理なく歯を動かすことのできる特殊なワイヤーを使用しております。万が一、痛みが1週間以上続くようでしたら、早急に対処いたしますので、すぐにお申し付けください。
Q2. 治療期間はどれくらいかかりますか?
平均すると2年程度です。ただし、治療前の歯並びの状態や治療の方法などによって異なりますので、治療方針をお話する際に、具体的な期間をお伝えしております。なお、受験や留学などをお考えの方には、それらの事情も考慮した治療計画を提案いたします。
Q3. 矯正治療中は、どれくらいのペースで通院する必要がありますか?
歯の動きや咬み合わせのバランスなどを正確に把握するために、4~6週に1回の診療をおすすめしております。それにより、治療の効率や精度が向上し、治療期間の短縮につながる場合があります。
(写真 上) 治療が数か月以内に終了するはずでしたが、それを患者様に伝えところ、5ヶ月間来院しませんでした。

(写真 下) 不適切なゴムの使用により、歯が思いも寄らないところに移動して、受け口になってしまいました・・・受け口を改善するのに半年ほどかかり、治療期間が大幅に伸びてしまいました。

Q4. 治療中に金属の装置が見えてしまうのが気になるのですが・・・。
当院では、歯の裏側に矯正装置を取り付けることで『装置を隠す』方法も取り入れています。これは「舌側矯正」と呼ばれています。

舌側矯正は、ヨーロッパで開発・発展した装置ですが、日本人向けに微調整する必要があり、高い技術と経験が必要となります。当院では、ヨーロッパで矯正歯科治療のトレーニングを積んできた歯科医師が、確かな技術と経験を元に、舌側矯正を行っております。さらに、舌側矯正には「見えない」ということ以外にもいろいろなメリットがありますので、ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
また、装置を目立たなくする方法は他にもあります。歯に取り付ける矯正装置の中には、金属でなく歯と同じ色のセラミックでできているものもあります。患者様のご要望や症状に合わせて適切な方法を提案させて頂きますので、皆様のご要望をお聞かせください。
Q5. 治療期間を短くすることはできますか?
当院では、患者様1人ひとりに対し、治療戦略を作り上げ治療期間を短縮する工夫を取り入れております。
その方法の一つが、「矯正用アンカースクリュー」の使用です。歯を効率よく動かすための絶対的固定源を作ることで、効率良く、そして精度良く歯を動かしていくことができます。

「コルチコトミー」と呼ばれる、歯を支えている骨に刺激を与えることで歯を動かしやすくする方法もあります。ただし、口腔外科手術が必要なため、痛みや腫れが伴うことがあり、またトータルの治療期間はあまり変わらないという報告もあります。また、侵襲がそれよりも少ない「マイクロオステオパーフォレーション」という方法もあります。皆様のご希望や計画をお聞かせください。
Q6. 治療費はどのくらいですか?
治療費に関しましては、「料金について」をクリックしてご覧ください。
Q7. きれいになった歯並びが元に戻ってしまうことはありませんか?
矯正装置を外してそのままにしておくと、歯が元の位置に戻ってしまうことがあります。それを防ぐために、リテーナー(保定装置)と呼ばれるものを装着し、きれいな歯並びを長期間保ちますので、ご安心ください。
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ミドルエイジの方へ
「昔と比べて歯並びが悪くなってきた」とお感じの方はいらっしゃいませんか?
歯並びは、生涯ずっと同じままではなく、一般的には歳を取ると前方に出てきます。さらに、歯周病で歯を支えている骨が少なくなってしまった場合には、前歯がより出っ歯になりやすくなります。
40代の女性
(写真)歯周病が進行し、上の前歯が飛び出してきた。見た目だけでなく、会話や食事にも支障が出ているとのこと。

写真のように大きく歯が飛び出てきてしまった場合にも、矯正治療で元に戻すことができます。ただし、矯正治療の前に歯周病治療を行う必要があります。
歯周病は「知らぬ間に進行」する病気です。歯がグラついてきた時には、病気がかなり進行していることがあります。従いまして、早期に治療することが肝心です。当院で歯周病治療を行うことも可能ですので、どうぞお早めにご相談ください。
50代の女性
(写真左)虫歯で奥歯を失い、インプラント治療を受けることに。
(写真中)しかし、歯周病が原因で歯並び全体が崩れていたため、インプラントを利用して矯正治療も行いました。
(写真右)歯並びだけではなく、咬み合わせも良くなりました。

治療前

インプラントを埋入した後、矯正治療を行った。

治療後
インプラントを利用して矯正治療行うと、歯並びを効率良く整えることが可能になります。インプラント治療をお考えの方は、歯並びをきれいにすることもご検討されてみてはいかがでしょうか。
詳しい情報はこちらにもあります。

よくある疑問にお答えします!
Q1. 矯正治療は大人になっても受けられるのでしょうか?
はい、何歳になっても矯正治療で歯並びをきれいにすることはできます。ただし、虫歯や歯周病などがある場合は、まずそちらの治療を行う必要があります。
Q2. 成人では、どのような人が矯正治療を受けているのでしょうか?
特に「上の前歯が出ている方」と「下の歯がでこぼこになっている方」が多く受けられています。歳を取るに連れて下唇が下がっていくため、下の歯の歯並びは目立ちやすくなります。場合によっては、前歯だけを部分的に治すこともできますので、気になる方はどうぞお気軽にご相談ください。
Q3. 矯正治療中の歯のケアについて教えてください。
矯正治療中は、いつもに増してしっかりと歯を磨くことが重要です。ブラッシング方法は、必要に応じてアドバイスをさせて頂きますので、治療中は普段お使いになっている歯ブラシや歯間ブラシなどをお持ちください。
Q4. 仕事などで人に会うことが多く、目立つ矯正装置は避けたいのですが。
当院では、透明な装置を使ったり、裏に装置を取り付けたりすることで、目立ちにくい、見えない矯正治療も行っております。皆様のご希望に沿って、治療方法を選んで頂けます。
Q5. 矯正治療にはどのくらいの期間が必要ですか?
目安としては、全体矯正が6ヶ月〜2年、部分矯正が3ヶ月〜1年くらいです。全体の歯並びを良くするのか部分的に治すのか、どの方法で治療をしていくか、どれくらい歯を移動させるのかなどによって治療期間は異なります。