2016.06.28
学会に参加する醍醐味、それは「世界の権威」や「文献の著者」とディスカッションができることです。
今回は、舌側矯正(裏側矯正)の世界的権威、Dr. Wiechmann(ドイツ)としたディスカッションについてお話します。
Dr. Wiechmannは、Incognito(インコグニート)という、デジタル技術を駆使したカスタムメイドの舌側矯正装置を開発した、舌側矯正の世界的権威です。現在は、Win systemというインコグニートに似た装置の普及に努められています。
私は、以前は、インコグニートのみを使っておりました。しかし、最近はHarmony(ハーモニー)と言うカスタムメイドのシステムをよく使います。その理由は、抜歯を必要とする症例においては、ハーモニーの方がトラブルが少なく、仕上がりが綺麗と感じるからです。
今回、Dr. Wiechmannとは、それらのシステムのメリット&デメリットについてディスカッションしました。細かいところまで議論した結果、私の舌側矯正治療に対する自信をより深めることができました。
ちなみに、ハーモニーの開発者のひとりDr. Philippe Salahは、当院を訪れたことがあります。(その時のブログはこちら)
しかし、道具はあくまでも道具です。大切なのは、科学に基づいた診査・診断、治療計画の作成です。