2020.06.20
こんにちは、歯科衛生士の本田です!
今回は番外編として、器具が痛い時などに使う”歯科矯正用粘膜保護材”を比較していきたいと思います。
まずは、前に少しお話に出したことのある矯正を始めた皆さんに無料でお渡ししている【ワックス(オーソシル)】です。
~使い方~
➀豆粒程度を指でちぎり丸く形状を整えます。
②付けたい場所の水分を拭き取るなどして乾燥させます。
③ワックスを付けたい場所に押しけて密着させます。
このように使うことで一時的に保護することができますが、ワックスの粘着力は強くないため剥がれやすくなっています。
もしも、飲み込んでしまった場合でも少量であれば問題ありません。
次に紹介するのが、患者さんから教えていただいた【ギシグー(GISHY GOO!)】と呼ばれる商品です。
☝このようなシリンジに入っていて、2つのシリコンを混ぜ合わせて使います。
出してみると海外のガムのような甘~い香りがします。笑
~使い方~
➀キャップを外して2つのシリコンが同量になるように出します。(豆粒大)
②10秒指で混ぜ合わせます。
③痛い場所につけて形を整え、固まるまで約2分ほど待ちます。
固まるといってもカチカチになるのではなく、弾力のあるシリコンなので軟らかく保護してくれて、ワックスよりも強固にくっつくので勝手に外れてしまうなどということは少なそうです。
しかし、1回当たりの使用時間は12時間までと決められているので注意が必要です!!
こちらも少量であれば飲み込んでしまっても問題ないとのことです。
今回比較をしてみて、手軽さではワックス、効果の持続性ではギシグーに軍配が上がるかなと感じました。
口腔内の状態によっては、常にワイヤーやブラケットが当たっていて、ワックスを常用されている方もいらっしゃると思います。
そのようなワックスでも間に合わないという方は一度、ギシグーを調べてみても良いかもしれません?
ちなみに私は、どちらも使わなくて大丈夫でした!