2016.08.23
女性の患者様の中には、矯正治療が妊娠出産の期間に重なってしまうことを心配して、相談される方がいらっしゃいます。
とくに、初めての妊娠の場合は、ご自分の身体が妊娠出産でどのように変化するのか(つわりなど)がわからず心配されるようです。
たしかに、妊娠出産の時期に矯正治療(歯科治療全般にいえることですが)で注意が必要なことがあります。
例えば、
① 矯正治療に伴う抜歯が必要な場合、胎児、妊婦に影響のない時期や薬の選択(痛み止めや抗生物質など)
② 妊娠中の身体の変化(つわりなど)による、歯ブラシをしづらい環境になる可能性。(矯正治療中にはいつもに増して、歯ブラシが大切になります)
③ 定期的の通院の難しさ。出産の時期はひと月お休みするなど
などがあげられます。
注意しなければならない事はありますが、しっかり注意しながら治療をすれば問題のないことばかりです。
妊娠期間(育休)を利用して(人にあまり会う必要がなく、仕事にも差し支えないとの理由で)念願の矯正治療を始めて、無事に元気なお子様をご出産され、今はお母様のお腹の上でスヤスヤ眠る赤ちゃんと一緒に通院されている素敵なお母様も、院長は診療しています!