2016.09.06
リオデジャネイロオリンピックも終わり、パラリンピックがはじまりますね。ついつい応援に熱が入り寝不足の日々でした
オリンピックでスウェーデンの選手を見ると、スウェーデンでの生活を懐かしく思い出し応援していました。今回は、難民選手団が出場されていましたね。難民選手団を見ると、やはりまたスウェーデンを思い出します。
スウェーデンにも、中東やアフリカから難民の方々が沢山いらっしゃいました。院長が留学していたイエテボリ市には、市が管理しているSFIという語学学校があって、難民の方々がそこでスウェーデン語を学ばれていました。
母国には帰る場所がなく、家族で生き抜くためには、スウェーデンで仕事を見つけなければならない。生きていくために必死で学んでいたのです。
日本が、どれだけ平和で恵まれた環境なのかを目の前で思い知らされました。そして、真摯に学ぶ姿に心を打たれました。「私たちは今そのように学んでいるだろうか?」考えさせられました。
子どもの同級生のパパの1人は、難民で少年兵だったそうです。今はスウェーデンで船の仕事をされています。私が、スウェーデンに来て間もなく、子供の学校で知り合いもいなく心細い中で、会うといつも「やあ、元気かい?何か困っていないかい?」と笑顔で声を掛けてくださいました。とても優しい方でした。
これから、東京もオリンピック・パラリンピックに向けて動き出しますね。世界に目を向け考える大切な機会だと思いました
石川紀子