2020.11.23
こんにちは、歯科衛生士の本田です!
前回書ききれなかった【顎間ゴム】について説明させていただきます!
現在私もこの顎間ゴムを付けています!
矯正されている方が輪ゴムのようなものをかけているのを見たことがありませんか?
上顎と下顎の間に用いられるため顎間ゴムと呼ぶのですが、
顎間ゴムは矯正治療において非常に重要な役割を担っています💪
顎間ゴムは付け外しのできるゴム、つまり患者様ご自身の自己管理で付けていただきます。
ゴムは使っているうちにへたってきてしまうため、毎日最低1回は新しいものに交換します🔄
顎間ゴムは基本的に《1日20時間以上》付けるのが望ましく、
食事と歯磨きの際は外して頂いて問題ありませんが、日中はもちろん就寝時も使用します。
ゴムを外しているとその分、動いた歯が後戻りしてしまうので、治療をスムーズに進めるためにも長時間の使用が大切になります😉
ここまで聞くと面倒くさそうと思われると思いますが、綺麗な歯並びのために頑張って使いましょう…!!
~ゴムのかけ方の種類~
患者様の歯の状況によってかける本数・かけ方が変わってきます。
*Ⅱ級ゴム
上の前歯から下の奥歯に掛ける
出っ歯(上顎前突)の方
*Ⅲ級ゴム
下の前歯から上の奥歯に掛ける
受け口(下顎前突)の方
*対角線(Diagonal)
前歯に対角線上に掛ける
正中のズレ
私は、出っ歯で上の正中が右にずれているので、Ⅱ級ゴムを右1個・左2個付けています。
掛けるときには基本的に指でかけていただくのですが、難しい場合はエラスティックホルダーを使うとかけやすいと言う患者様もいらっしゃいます。
始めて顎間ゴムをかけたときは、ゴムの力に顎が負けて口が全然開きませんでした笑
なので気が付くと常に噛み締めたようになってしまい、顎が疲れている状態が続きました…
ですがこの顎間ゴムをしっかり使わないと、矯正期間が長引いてしまったり・理想的な歯列にならない可能性がありますので、患者様の協力が必要です🙏
面倒だとは思いますが毎日欠かさず使うようにしましょう!!