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気になる情報(矯正治療「7つの不安」、抜歯vs非抜歯治療、舌側vsマウスピース矯正など)は「こちら」からお探しいただけます。

抜歯と非抜歯、どちらか良い治療?(第4回、最終回)

2015.10.16

前回までの3回にわたり「非抜歯治療のあらまし」をお話をしてきました。歯を抜かずに治療できれば、もちろんそれに越したことはありません。

しかし、希望する目標がある場合には、何かを犠牲にしなければならないこともあります。矯正治療では「抜歯」がそれにあたります。

では、抜歯が必要になるのは、どのような場合でしょうか?

 

1.口元もしくは口唇の突出感を改善する場合

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口元の突出感を改善するには、しっかりと前歯を後方に移動することが必須です(イラストによる説明は、第2回をご覧ください)。

そのためには、抜歯により、歯を動かすためのスペースを十分に作ることが必要なことがあります。

 

2.歯のデコボコ(叢生)が強い場合

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叢生があまりに強い場合に非抜歯治療を行うと、過度の歯列拡大(イラストを用いた説明は、第3回をご覧ください)により、歯がより出っ歯になることや、それに伴い歯肉が退縮して歯が長く見える(歯根露出)ようになるリスクがあります。

 

3.前歯の著しい出っ歯の場合

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お顔の中における、上下顎の前歯の位置関係などにより、抜歯・非抜歯の判断がなされます。

出っ歯にもいろいろなパターンがあるので、セファロ(頭部X線規格写真)などを用いた正確な診断が、治療の方針を大きく分けることになります。

 

4.歯列の正中線の大きなズレを直す場合

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ズレが軽度であれば、非抜歯治療で修正可能です。しかし、ズレを直すためのスペースを非抜歯治療で作れない場合には、抜歯が必要になります。



《あとがき》

「非抜歯治療ができる症例」はズバリ皆さんの希望するゴール」によります。

どんな症例でも、非抜歯治療を “挑戦” することは可能です。しかし、それで皆さんの希望するゴールに到達できなかったり、度重なる治療方針の変更があったりしたら・・・それは良い治療とは言えないのかも知れません。

 

「抜歯を好む矯正医」はいません。しかし、矯正治療に抜歯が必要な場合があるのはなぜでしょうか?

それは、皆さんの希望するゴールを、無理のない確実性の高い治療方針で到達し、そしてそれを長く保つようにするためです。そのためには「解剖学(体の構造)に関する知識」や「科学的根拠に基づく経験」が大切ですが、これは矯正医によって異なります。 

当クリニックの強み「無理のない確実性の高い治療方針」を作れることです。

「抜歯と非抜歯」はいまだ永遠のテーマです(第1回コラムをご覧ください)。皆さんが、矯正治療で迷う時には、どうぞお気軽に当クリニックにご相談ください。

 

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