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矯正治療の「痛み」と「対処法」

2017.01.26

むし歯の治療は子どもの時から受けてきたことがあるけれど、「矯正治療」は人生で初めて経験する治療の方がほとんどだと思います。

「矯正治療の痛みってどんな痛みだろう?  治療中、自分はたえられるのだろうか?」と不安に思われる患者さんの心配をよくうかがいます。

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そこで、矯正治療の痛みについて患者さんにアンケートをしてみました。

 

Q1. 痛みがでるのは、いつごろですか?

A1.『装置をつけた翌日』の方が一番多かったです。

なので、装置を付けた当日の患者さんに、診療後に「この後、食事はどれくらいたってからとったらいいですか?」と質問されますが、「すぐにお食事をなさってください。痛みは直後より少し時間がたってからのほうが出やすいようです。」とお答えしています。

 

Q2. 痛みはどれ位の間続きますか?
   
A2.『痛みのピークは2~3日後、だいたい1週間で痛みは感じなくなり、普通に食事や生活ができる。』 とのことです。

 

ところで、なぜ痛みが出るのでしょうか?

これは「矯正装置が歯を動かし始めたから」です。痛みは嫌なものですが、歯が動いていると思うと前向きに考えられますね。

また、このほかに『矯正装置がほっぺたに当たり痛む、口内炎ができてしまう』ということもあります。

 

では、痛みの対処法をお伝えしたいと思います。

「痛み止め」を処方いたします。処方いたしますが、飲まないですんだ方がほとんどです。お飲みになった方でも1、2回飲めば大丈夫のようです。

② スウェーデン矯正歯科では、冷えると柔らかくなる特殊素材のワイヤーを使っています。ですから、痛みが辛いときには冷たい水を口に含むと痛みが楽になります。

③ 矯正装置がほっぺたにあたって口内炎ができないように、原因となる装置に半透明のワックスを付けてほっぺたを保護することができます。このワックスはもちろん食べてしまっても身体に害のない素材です。

 

 

患者さんの痛みの体験談をうかがうと、痛みは確かにあるけれども1週間くらいで慣れてしまうし、対処法もあるので平気だったというものばかりでした。また、患者さんによっては、痛みではなく違和感とおっしゃる方もいらっしゃいました。

初めて経験することは、心配がつきものですね。このブログから少しでも心配が取り除かれて、安心して矯正治療を進められることを願っています笑う

石川紀子

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