2015.11.14
7.どこの医院にかかれば良いのか(医院選び)
先日、歯科医院を支えてくださる歯科衛生士と歯科助手の方々に「医院選びのポイント」を聞いてみました。すると以下の3つに集中しました。
1.患者さんがする質問をよく聞いて、分かりやすく説明してくれる。
「説明が分かりやすく、答えが的を射ているということは、それだけ先生がよく分かっている証だから」
2.先生が大学卒業後も講習会や学会に参加し、常に勉強をしている。
「勉強を続けるのは、先生が歯科への情熱を持っているから」
3・滅菌をしっかりとしている。
「滅菌をこだわり、しっかりとする医院は、治療にもこだわりがあり、しっかりと治療をしてくれる医院が多いと感じるから」
とのことでした。 これは、一般歯科医院だけではなく、矯正歯科医院にも当てはまると思います。
ただ、1と3に関しては、完全に同意しますが、2について少しコメントしたいと思います。
2に関して、全ての講習会と学会が、科学に基づく正確な情報を伝えているわけではないと感じます。ですから、そこで得た情報を取捨選択する能力が歯科医師には必要だと考えます。
では、患者さんにはそれが見てとれるでしょうか?
難しいと思います・・・しかし、歯科医師が、英語の論文を読めるかどうかはひとつの参考になるかも知れません。
最新の科学や研究結果は、間違いなく英語の論文で世界中に配信されます。ですから、英語の論文を読めることは「とても大きなアドバンテージ」であることに違いありません。
しかし、ほとんどの論文は翻訳されることがないので、歯科医師が ’正しく’ 読んで理解することが求められます。英語は、大学受験、つまり歯科医師になるために必要だったものですから、英文を読むのは大変かも知れませんが、決して無理なことではないと思います。
では、どうすればそれを確かめられるでしょうか?
さりげなく歯科医師に聞いてみてはいかがでしょうか。なぜなら「患者さんがする質問をよく聞いて、分かりやすく説明してくれる」は医院選びに大切なポイントの1つですから!
(あとがき)
インターネット上で得られる情報は、必ずしも科学に基づいているとは限りません。
最適な矯正治療を受けるために、本連載が皆さんのお役にたったのなら、私達はとても嬉しく思います。
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