こんにちは。
スウェーデン矯正歯科、歯科衛生士の矢作です。
突然ですが、皆さん『舌の位置』を気にしたことはありますか?
自分の舌の位置が普段どこにあるか、気にすることはあまりないかもしれませんね。
矯正治療をするにあたって、舌の位置はとても大事になってきます。
お口を閉じた時は舌は上あごに付き、歯には触れてない状態が舌の正しい位置です。
舌が上あごから離れて舌全体が前に来て歯に触れていたり、飲み込みをするたびに舌で歯を押していると、歯が前に押し出されてしまいます。
舌の持続的な力が歯にかかることによって、
歯が動いてしまうのです!
矯正治療は持続的な弱い力を歯に加えることによって歯を少しづつ動かしていくのですが、舌が常に歯に触れていると矯正治療と同じ力が働いてしまい、治療の妨げになってしまうのです。
そうすると歯を抜いた部分の隙間が閉じにくかったり、上下の歯が噛み合わずに離れていってしまったりします。
特に、元々前歯が噛んでいなかったり(開口)、下の前歯が上の前歯より前にある反対咬合の方はより注意が必要になってきます。
矯正治療が始まり、舌の癖がありそうな方にはこちらからお声がけさせていただきます。普段から舌の位置に意識しながら生活していただくとより良い噛み合わせにしていけますので、ぜひ意識してみてくださいね^^